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寝屋川コミュニティフリッジをご支援いただいているすべてのみなさまへ

2021年の冬にみなさまのご支援をいただき、開設をしました「寝屋川コミュニティフリッジ」はたくさんの方のご協力を得て、一周年を迎えることができました。

ほんとうにありがとうございます。

開設時のクラウドファンディングなどでご支援いただいたみなさま
開設後、食糧や日用品などをお届けいただいたみなさま
そして、生活支援やこどもの貧困支援のために、食糧の購入のため、運営のためにご寄付をいただいたみなさまのおかげで、ようやくきちんとしたご報告ができるようになりました。

正直に言いますと、コミュニティフリッジの運営は想像していたよりも多くの困難があり、課題だらけの中 運営をすすめています。

コミュニティフリッジは「困ったときはお互いさま」の気持ちで進めるたすけあい活動です。 

1.フードロスの解消にむけての取り組み

私たちの取り組みの第1は「フードロス(食品ロス)」の解消にむけてです。特に寝屋川では、個人の家庭でのフードロス解消に重きをおいて、市民の方からの寄贈を主に活動をすすめています。

この一年で食品が約1350品、日用品を約250品 金額にすると100万円をゆうにこえる物品をいただきました。

当初は事務所だけで受け付けていたものを、現在は、市民会館の中の喫茶店やお寺もふくめて、市内4拠点を収集拠点にさせていただいています。

特に、市内の連携団体の中でも精神障害者支援をされている団体様が積極的にサポートをいただき、「いつも支援をされる側の自分たちでもできることを」と積極的にご協力をいただいています。

コミュニティフリッジは「困ったときはお互いさま」の気持ちで進めるたすけあい活動です。 

2.生活支援

寝屋川コミュニティフリッジの「提供」のはじまりは生活保護を申請したが、明日の食べるものもなく、保護決定が終わるまでの支援からでした。その後、自宅が火事で焼き出されてしまった方の支援、
と、かなりの量を求められる提供事案からスタートしていきました。みなさまからご支援いただいた寄付金をフルに活用させていただき、その後はこどもさんのおられる生活困窮家庭への支援も含み、行っています。また、社会的養護支援にあたるこども若者の支援も行っています。
この1年間で○○件の数にのぼっています(正確な数字の公表はさけています)。
正直、ここまで、明日にも食べるものがないという方がおられることにも衝撃を受けています。

3.ひとり親家庭支援&こどもの貧困支援

生活支援を続けていくには、たくさんの食品や日用品の寄贈が継続して続かないとうまくまわっていきません。ようやく安定してきたのがこの秋。
そこから、インターネットからのひとり親家庭とそのこどもさんの支援の枠での受付をはじめました。特にアナウンスもしない中でも毎週のように登録者が増えていき、すでに○○世帯(正確な数字の公表はさけています)の登録になり、どんどん増えています。初回の登録時には面接をさせてはいただくのですが、その後はグッドデザイン賞も受賞したコミュニティフリッジのシステムを活かして、スマートキーや無人の出庫システムをフル活用して、無人での利用をしていただいています。

-みえてきた課題と構築したネットワーク-

 コミュニティフリッジはひとり親家庭の支援も間接的にさせていただいていますが、多くの地域で取り組まれている「こども食堂」の活動ではありません(寝屋川市にも15カ所くらいあります)。また、生活困窮者支援の側面もありますが、主な生活困窮者支援ともまた少し違っています。

それゆえか、行政などの補助金の対象にはなりにくいらしく、子ども食堂などはたくさんお声がかかるそうですが、そんな声はいまのところおききしません。

 民間の活動として、このスタンスでいいと思う反面、毎週続く登録のご依頼のお声をきくと「これでいいのかな」、と思ってもいます。

・・・

 コミュニティフリッジの運営での中でもっとも苦慮しているのが受給のバランスにです。

 フードロスを目標にかかげつつ、食品などを持ち帰っていただくシステムは持ち帰る方が「選ぶ」ことができます。もちかえりや宅食を行っておられる団体さんはパッケージや袋詰めにしてお渡しされていますが、コミュニティフリッジは一つ一つを選ぶことができます。それが最大の利点であり、最大の弱点でもあります。

 フードバンクでも起こっている事象のようですが、せっかく寄贈いただいてても、賞味期限までに持ち帰っていただけない、ということが起こってしまいます。そうならないような仕組みが必要です。

 

 この秋からご自分もコミュニティフリッジの提供をうけつつ、アルバイトとして整理や配架をしてくださる若者があらわれ、レイアウトや整理がずいぶんと改善し、商品の管理がとてもよくなりました。

  

 また、同じ商品を大量にいただくことは、現在の寝屋川コミュニティフリッジにとってはあまり得意なことではありません。この一年は新しくつながったこども食堂さんや支援団体さんと協働して、フードロスを防いできましたが、もう一工夫どころか、二工夫も三工夫も必要なのだろうと思っています。

 

 食品・日用品の寄付者も増やし、提供登録者(もちかえっていただく人)を増やすことはもちろん、別の二次的、三次的な仕組みを考えることが2年目の大きな課題です。

 実は市内のお弁当屋さんやおにぎり屋さんからの寄贈のお声もいただいているのですが、残念ながら賞味期限の短いそれらの商品をいただくことができずにいます。

 いただく先を増やすことでフードロス解消を推進し、必要な人たちに、できるだけ適切に届ける。可能性はあると思っています。

 

 最後にもう1つ。現在、ひとり親家庭や生活困窮者家庭という形で対象を区切っていることについては、大きな問題をはらんでいると思っています。本来は「地域住民のおたがいさま」の気持ちで、隣近所の方におすそ分けするくらいの気軽さを目指していますがなかなか難しいです。この課題はなかなかに解消されないと思いますが、そこをめざして、活動を続けていきたいと思っています。

 

 今後ともご支援、応援をよろしくお願いいたします。

寝屋川コミュニティフリッジのホームページはこちら

https://peraichi.com/landing_pages/view/neyagawacommunityfridge/

スマートサプライという仕組みを活用して「amasonのほしいものリスト」からの食品や日用品の寄贈していただくことができます↓
https://smart-supply.org/projects/communityfridge/5ff9114f538e9100069a90ce

寝屋川コミュニティフリッジの運営をささえていただける月500円からのマンスリーサポーターはこちら

https://readyfor.jp/projects/neyagawatasukeai

生活困窮者、ひとり親家庭とその子の支援のための食品などの購入資金への寄付はこちら


https://congrant.com/credit/form?project_id=58

-みえてきた課題と構築したネットワーク-

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