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寝屋川市民たすけあいの会:2025年もご支援ありがとうございました。
2025年も暮れようとしています。みなさまにはどんな一年だったでしょうか。寝屋川市民たすけあいの会は、今年もみなさまのご支援とご協力により活動を続けてくることができました。ほんとうにありがとうございます。
「物価高」
世の中は「コロナ禍」があけ、今年一年は「物価高」の声一色だった気がします。私たちにもその物価高の影響がいよいよ来ています。会の事業活動自体にも、そしてかかわらせていただいているお一人お一人の暮らしにも影を落としてきています。障害年金だけで生活しておられる方が多い中、年金の額はあがっていませんから当然暮らしは厳しくなってきます。
今年度、おそらく10年ぶりにぼちぼちはうすの食費の自己負担分を値上げさせていただきました。それでも足りていません。重度の方は送迎がないとくることができません。一部出ている送迎の加算は平成21年から変わりません。ちなみに、寝屋川市はぼちぼちはうすの事業である地域活動支援センターⅡ型の委託費を平成21(2009)年から15年も据え置いたままなんです。当然、運営も厳しくなっています。
暮らしぶりの変化
そういった物価高だけではなく、今年はメンバーとご家族の高齢化の課題に接することが多くなってしまいました。高齢化したご家族が重い障害のあるこどもさんとの生活をあきらめたり、できなくなったりしています。今年、ぼちぼちはうす開設当初のメンバーが退所(こういう言い方は私たちはしませんがわかりやすく)されました。また、ガイドヘルプで支援費がはじまった当初からのかかわりがあった方もご家族との自宅での生活ができなくなってしまいました。
寝屋川コミュニティフリッジ(+寝屋川市民たすけあいの会のフードレスキュー&フードシェアリング&フードドライブ活動)
4年前2021年、コロナ禍の中開設した「寝屋川コミュニティフリッジ(公共冷蔵庫)」はこの10月で丸4年。毎年毎年、その活動の行く末と方向性に悩みながら活動を続けています。
現在は企業様からの食品ロス削減のための寄贈食品を中心に、フードドライブなどの個人様からの寄贈とフードバンク団体からの寄贈で運営しています。私たちはあくまでも「食品ロスの解消=フードレスキュー」を一義にし、利用登録されているみなさんも食品ロス解消の活動にも参加していただきながら、結果それが食料支援にもなるという位置づけで行っています。寄贈いただいている食品は(フードドライブ、個人の寄贈での食品は除く)
今年度、毎月だいたい2トンほどの食品をコミュニティフリッジを通じて、100世帯ほどのひとり親家庭などのご家庭に提供させていただいています。私たちのこの活動は、行政からの補助金など一切いただいていませんので、みなさまからの寄付によってなりたっています。人件費を除けば年間の運営費がだいたい100万円くらいかかっています。
ただ、取り扱い量が増えてくれば増えるほど、人手が足りなくなってきており、スタッフが片手間ではできなくなってきています。来年はそのことにも取り組みたいと思っています。
また、古い建物は、今年も雨漏りが頻繁におこり、結局、60万円をかけて屋根を補修しました。丁寧にメンテナンスをしながら使っていても2018年台風21号の影響はやはり否めませんし、そもそも古いですしね。
そんな中、この12月は多くのSOSの声をききました。「コミュニティフリッジではどうにもならない暮らしなのに?」と感じ、それでもやれることをやるしかないと思いながら。
「拡げなおす」ことの難しさと挑戦
コロナ禍で休止や廃止をしてしまった「集まる」「集う」活動の再開に挑戦しています。この5年で社会のいろいろな情勢もかわり、5年前にできていたことは5年前と同じようにはできなくなってしまいました。それでも、2024年の「カフェ放送 てれれ」の上映会の再開に続き、今年は(以前とは形はかわりましたが)こどもたちとの遊びのプログラム「そるどみ」の活動を再始動させはじめています。
龍谷大学の実習生の受け入れも3年目。ひょんなことから知り合ったイタリア在住のイタリア人のLさんの訪問も3年目、少しずつではありますがきてくださる方が増え始めているかな?と感じ始めてはいます。また、中学生の学習教材である「お仕事ブック」にもあえて【挑戦的】に記事を掲載させていただきました。この時代の中あえて、「働くとは?」「NPOで働くとは?」を問うてみる内容にしてみました。
そうして、実習や体験型のインターシップもふくめてどんどんとかかわりをひろげたいと思っています。
2026年も応援してください
そんな中、2026年は改めていくつかの挑戦を考えています。
多久寛子さんの一人暮らしももうすぐ15年になりますが、来春には毎週入ってくださっていたヘルパーさんのお一人が新たな道に進まれます。変化はきます。
まわりの変化ではなく、停滞している障害のある方の地域生活(支援)について、いろいろと考えていこうと思っています。
新年早々、新たな企業さんとの関係がはじまり新たなフードドライブの共同の取組がはじまります。コミュニティフリッジも次の展開にむけて動き始めていきます。
まだ、構想段階ですが、地域を俯瞰してみて、新たに生まれている「すきま」をうめる取組みも考えています。
ぜひ、2026年もどうぞよろしくおねがいいたします
日本各地で「赤い羽根の共同募金」が行われる12月。
実は他にも12月を寄付月間(Giving December)として、NPO、大学、企業、行政などで寄付に係る主な関係者が幅広く集い、寄付が人々の幸せを生み出す社会をつくるために、12月1日から31日の間、協働で行う全国的なキャンペーンが行われます。
寝屋川市民たすけあいの会は「寄付月間」の賛同パートナーです
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2025.12.30お知らせ
今年一年のご支援のお礼と引き続きのご支援を2025.12.11お知らせ
つなぐ283号発行しました2025.12.02お知らせ
カフェ放送てれれ~冬号~ 2026.1.18(日)10:00 open