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てれれ(カフェ放送てれれ)

寝屋川市民たすけあいの会では、2008年からてれれの上映会を開催しています。

時間も場所も様々なかたちで上映会を行ってきました。

たすけあいの会の中だけでなく、寝屋川市内のカフェ「ゴマジェットカフェ」で上映したこともあります。

2019年8月を最後に休止中でしたが、2024年11月、5年ぶりに上映会を再開します。

 

 

 ↓「てれれ」についてはこちらをご覧ください

 

 

 

 

過去のてれれに『蝉』という作品がありました。
いまでも私たちの好きな作品のひとつです。
定点カメラで蝉の羽化を撮影したもの。蝉しか映っていない作品です。
ではなにがおもしろかったのか。
その蝉が羽化する場所として選んだのがなぜか病院(だったと思う)の一室のカーテン。なのでギャラリーとして人間がたくさんいるという蝉にとってはアウェイな環境。
調べると蝉はだいたい夕方から夜にかけて羽化するそうですが、その映像は真昼間。
私たちの想像する「蝉の羽化」のシーンとは全く違ったものでそれだけでも面白いのですが…。
さらにはギャラリーたちが繰り広げる「会話劇」がこの映像の素晴らしいBGMとなります。
聞きなれた関西弁(おそらく関西のどこかの病院)があちらこちらから飛んできます。前述したようにカメラは定点なのでしゃべっている人間は映りません。
蝉ではなく、人間が人間をよぶ…「蝉ですわ」「こんなとこで羽化してんねん」「いやぁこんなんはじめて見るわぁ」。
蝉が羽化をする場所としては最も適していない空間、そこで繰り広げられる日常?いや、非日常?の人間ドラマには、ほっこりと言うか、癒しと言うか、なぜか笑顔になってしまうそんなパワーがありました。
観たから語れる感想、でもタイトルだけで選んでいたらこの映像には出会えなかったかもしれません。

 

てれれだから
だれかといっしょにだから

 

まずは観てみようと思える時間がてれれには流れています。
自分では選ばないものを観ることのおもしろさと発見、1人ではなくいろんな人と一緒に観て語り合うことでまた再度印象にのこることがある。
いろんな映像が身近になった今だからこそ、てれれのおもしろさを感じれる場を改めて。

 

 

 

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